2012年8月30日木曜日

木賃アパート、分解しました。

①木賃アパートを徹底的に分解して、

②似た要素をまとめたり、空間的な特徴に着目しながら関係性を再構成して、

という、①と②を繰り返しながら(5日間)、


③木賃アパートの、仕組み/構成をダイヤグラムとしてまとめました。

担当したインターンメンバーのお二人、お疲れさまでした!!たくさんのダメだしを乗り越え、執念深く分析していったことで、素敵な「木賃エレメントマップ」ができました。あとはこちらでグラフィックとして綺麗にまとめていきます。このマップは、木賃アパートのコンセプトを勝手に抽出して組み立てたものであり、更に今後のレシピ開発の戦略をたてていくための見取り図となります。

残暑が厳しい年になるようですが、引き続き頑張っていきます。

2012年8月25日土曜日

木賃アパート徹底分解中。


 この一週間くらいは、インターンのメンバーに2グループに分かれてもらい作業を進めました。
 ひとつのグループは、レシピ開発の最初の段階に取り組んでもらいました。現在、モクチン企画ではフィールドワークや様々な事例からデザインをサンプリングし、レシピ化する方法を確立しようとしています。インターンメンバーにはその方法の一部分を実験的に実践してもらいました。今回は都築響一の写真集をフィールドワーク(?)してもらいました。最終的には、改修を依頼されている物件に対して押し入れやキッチンを中心に案を考えてもらいました。


 大変なのは、もうひとつのグループです。木賃アパートを徹底的に分解・細分化し、個々の部分の関係性を整理し、木賃アパートがどのような構成や仕組みで成立するのか分析してもらっています。3日間かけてようやく全貌が見えてきました。来週も引き続き作業を進めてもらう予定です。がんばりましょ!


2012年8月22日水曜日

木賃アパート間取り分析、一段落


 暑い日が続いていますね。モクチン事務所は人の出入りが多くなってきたので、人口密度が高くなり、さすがにクーラーを使い始めています。扇風機もフル稼働です。
 さて、インターンメンバーが執念深く分析してくれた間取りデータですが、デジタルデータになり、まとまりました。ありがとうございます。今後は、時期を見計らってウェブ版レシピのデータベースシステムに組み込んでいく予定です。

 
 当分の間は、アナログ的に使っていきますが、「間取りパターンの見取り図」が出来たことによって今後のレシピ開発の戦略がたてやすく、設計も効率化されるようになります。

2012年8月20日月曜日

インターンが始まりました


 夏のインターンシップが始まりました。様々な大学、分野からの学生メンバーが集まってくれて、なんだか面白くなりそうです。

 インターンの内容を今後少しずつブログで紹介していきます。まずは、木賃の間取り分析・類型化の作業です。昨年度も同じように間取りの分析をしましたが、今回はそれをバージョンアップすべく、更に情報量を増やして行っています。全部で1000戸以上の物件情報を集め、類型化作業を行いました。

 大量の間取りを前に最初はどうなることかと思いましたが、執念深く作業を進めていき、間取りをカテゴライズし、間取りパターンの関係性を構造化していきました。
 最終的には、4畳半という最小単位としての間取りを原点として、設備や収納の納まり方などの変化によって徐々に間取りが複雑化し分岐していくような樹形図を作成しました。この間取りの樹形図を見ていると、アパートの年代的な特徴や発展の仕方がわかってきて面白いです。

 今後は、現在開発中のウェブ版再生レシピのデータベースシステムにこのデータを反映させていく予定です。